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手塚治虫の足あと

   
業績と評価について


なぜ手塚治虫なの?


日本のマンガは世界の中でも独自の発展をとげてきました。 裏通りの文化から出発したマンガは、いまや世界に誇るべき 日本独自の文化として海外からも高い評価を受け、 日本のマンガは裏通りから表通りに踊り出た感があります。

ではなぜ、日本のマンガが独自な発展をしてきたのでしょう。 その淵源を語るときに、手塚治虫という一人の漫画家の存在を 抜きにして語ることはできません。

1928年(昭和3年)に生まれた手塚治虫は 1989年(平成元年)に亡くなるまで、生涯に700作品以上、約15万枚の漫画を描き、戦後の日本におけるストーリー漫画の第一人者として今なお多くの人を魅了する”漫画の神様”手塚治虫。

手塚治虫にあこがれて漫画家を目指す多くの若者を生み出し、 その後実際にプロになっていった漫画家が、 さらに漫画表現の領域をひろげていくことになるのです。

昭和3年に生まれ平成元年に亡くなった手塚治虫の足跡をたどると、日本のマンガの流れと共に、 昭和という時代がくっきりと見えてくるのです。 日本のマンガは独自な発展をとげたといっても、マクロの視点で見れば、 映画、音楽、ラジオ、テレビ…そして、流行や時代の空気にいたるまで、 どこかでリンクしている状況が見えてきます。

昭和という時代の文化の流れを語る時に、手塚治虫を抜きにしては語れません。 そして彼が残した膨大な作品は時代を超越して、 今なお色あせることなく、読む人に感動を与えてくれます。


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