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涙あり、笑いあり…。私達に感動を与えてくれた庶民の娯楽の殿堂★映画館。
街の映画館は、巷の文化の発信基地でもありました。

映画は20世紀に誕生した、最大のそして最後の総合芸術なのだから、
既存の芸術と地域の文化活動を取り上げて映画に対する新しいアプローチを
試みなければいけない。というコンセプトで発行した「月刊ウインド」が250号を迎え、2008年「新潟日報文化賞」を受賞しました。

全国でも珍しい市民映画劇場シネ・ウインドを立ち上げた齋藤正行さんの映画に対する情熱は、この受賞にとどまることはなく、
受賞を記念して「新潟県の映画館と観客史」の企画がスタートさせました。

編集スタッフは映画が飯より好きという素人集団。スタッフの一員として新潟大学の学生も入っていました。映画館にまつわる情報を集めるのは、人々の雑多な記憶をかき集めるに等しい大変な労作業だったに違いない。

ボランティで取材・編集作業に携わってきたスタッフのみなさんに、最大の敬意とエールを贈りたい気持ちです。私もささやかながら、見開き1ページ分の原稿と、何枚かの写真とイラストを寄稿させていただきました。

映画館百年の歴史は、映画館だけの歴史ではありません。そこの街、そこの人たちの営み、その土地の記憶などがからみ合って存在しています。

丁度、平成の大合併と時を同じくして取材作業が進行しました。地名がなくなるとは、そこの歴史・文化、つまり営みが消されるに等しい。
その想いが一冊の本として結実して出来上がりました。


新潟県 映画館と観客の歴史 街の記憶・劇場のあかり


(旧)新潟市にあった街の映画館
1 新潟宝塚劇場 21 東光映画劇場
2 大和東宝 22 春日劇場
3 新潟東宝 23 沼垂劇場
4 新潟スカラ座 24 港座
5 万代東宝プラザ 25 中央映画劇場
6 万代東宝1・2 26 山ノ下銀映劇場
7 新潟東映 27 山ノ下劇場
8 東映パラス 28 北都映画劇場
9 東映ミラノ 29 おおとり映画劇場
10 新潟日活 30 ライフ
11 新潟大映 31 OP劇場
12 SY松竹 32 フランス座
13 新潟松竹 33 新潟シネマ1・2・3
14 新潟ピカデリー 34 駅前劇場
15 小林映画劇場 35 松浜劇場
16 グランド劇場 36 内野劇場
17 大竹座 37 同志館
18 花月劇場 38 寺尾会館
19 テアトル・アテネ 39 映劇大要
20 南街劇場 40 シネ・ウインド
新潟市にできたシネマコンプレックス
ユナイテッド・シネマ T・ジョイ新潟万代
 ワーナーマイカル・シネマズ新潟  ワーナーマイカル・シネマズ新潟南

新潟市内にあったほとんどの街の映画館は消滅し、
それに変わってアメリカ方式の
シネマコンプレックスが登場してきました。
上記の記録は2008年に政令市制都市になる前の
新潟市にあった映画館の記録です。
(参照資料:街の記憶劇場のあかり)


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